加賀友禅・牛首紬・印傳
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シンプルシックな 和装

当店では、「お出かけ着」と「フォーマル」を中心に、
洗練された上質なものをさりげなく着こなす「シンプル&シックな大人の和装」をめざしています。
この章では当店家族や、多くのお得意様が実践なさっている『合理的で簡単』な着物との付き合い方をご紹介してまいります。

和装基本の”き”

○着物や長襦袢、帯の畳み方を覚えましょう。
○自分で着ましょう。
○半衿付けを覚えましょう。
○家紋、着物の寸法を覚えておきましょう。
✽着物の寸法を覚えておくなら尺貫法で覚えておく事をおすすめします。
尺貫法は日本人の暮らしや体格から生み出された尺度で、和裁は今でも尺貫法を使います。
メートル法は細かすぎて、着物を縫うには不便な単位です。着物は洋服ほど細かい単位は必要ないということでしょう。
以上は和装の基本の”知識”で、“情報”としてだけならばネットでも充分得られますが、それを実践してみないことには正しく“知識”を得たことにはなりません。

メンテナンス

「着用後の陰干し」(汗抜き・湿気取り)
一度着た着物には、着用した時の汗や湿気が多く含まれています。
汗に含まれる皮脂や水分はカビ菌が最も好みます。
きちんと汗を飛ばさずに着物をしまうと、保管中にカビ菌が繁殖しやすくなります。
脱いだ着物はすぐ箪笥に仕舞いこまず、ホコリを掃い、同時に汚れもチェックしましょう。

汚れは、出来るだけ早く落とす事が大切です。
しみやカビを見つけたら「しみ抜き」、「カビ取り」に出します。
たくさん汗をかいた着物、襦袢は「汗抜き」に出します。

汚れがなければ和装ハンガーにかけ、半日~1日程度陰干しして湿気を充分飛ばしてから、畳みます。

機密性の高い部屋や湿気の多い日の陰干しにはエアコンや除湿機の使用が効果的です。
カビが生えたり、湿った文庫紙(畳紙)は取り替えて下さい。
保存剤も必要に応じて入れ換えましょう。

また清潔感という意味合いからも、下着、足袋 、襦袢の半衿はなるべく早く洗っておきましょう。
✽半衿は合繊やウォッシャブルシルクが便利です。替えにワンシーズン2,3枚用意しておきます。

らくらく着物保管

①しばらく着る予定のない着物はクリーニングや(パールトーンの)アフターでキレイにしてから
「きものキーパー」で保管(有効期限5年間)します。
☚きものキーパーについて
②シーズン中に着る着物は、箪笥や引き出しの中に湿気を溜め込まないよう換気に注意して、
防虫・防カビ・調湿・防カビ臭の効果のある着物保存剤そうび】を一緒に入れ、カビや害虫を防止しましょう。
✽「そうび」は引き出し(約50L)に1枚が、ご使用の目安です。シートのまま、引き出しの衣類の上に置いてください。
✽虫の被害にあいやすいウールと絹物は一緒にしまわないで下さい。
✽複数の種類の防虫剤を一緒に使うと、衣類にシミができたり、有害物質を発生することがあります

簡易虫干し
現代の家屋や収納家具は気密性が高く湿気がこもりやすくなっています。
特別に『虫干し』 等と構えなくても、年に数回2、3日晴れが続いた日の、午前10時頃から午後2時頃までに
箪笥の前に扇風機を置いて引き出しを開き、扇風機の風を満遍なく送ります。
特に湿気を取りたい着物や帯は、着物ハンガーにかけて
「着用後の陰干し」の要領で湿気を飛ばします。
要するに着物や帯には仕舞いっぱなしがいけないのです。
箪笥内の換気には引き出しや扉を開けて、乾いた新鮮な空気を通すだけでも違うので是非お試し下さい。

超便利!パールトーンアフターケアシステム

アフターケアシステムは「衿、袖口、裾の汚れ、食べこぼし、雨の日の泥はね」など、軽い汚れであれば原則無料でお手入れをしてもらえる画期的なサービスです。
具体的な作業内容は、汚れている箇所の部分洗いや胴回りの汗抜きです。

KIMONO TREND

洋服のようなめまぐるしさはありませんが、呉服もファッションなので、
トレンドの変化はあります。
なかでも柄の模様の大きさ、色使い、色の組み合わせでの変化は顕著で、
トレンドがわかりやすいです。

染めでは、柄があまり重くなくスッキリした柄付けの飽きの来ない着物が好まれます。
織りでは無地系の紬がトレンドとなっている昨今、
柄が混んでいるものや絣の精緻さや希少価値だけで選ぶのも時代に合わないような気がします。

ドレスコード
ホテルやレストランなどのドレスコードでも和装なら
フォーマル指定以外は、小紋や御召、紬で大抵OKでしょう。

10月から5月は袷。6月は春単衣、7・8月は薄物、9月は秋単衣。
お茶や礼装では上記のような衣更えの原則が守られています。
✽しかし温暖化、異常気象が続く今日、一般的な暮らしの中ではこの原則は守られづらくなっています

染めと織りの格
一般的に染めの着物の方が織りの着物よりも格が上とされています。
それは庶民が絹織物を纏うことが許されなかった時代、
養蚕農家では生糸にならない屑繭や玉繭、出殻繭から真綿を作り、
これからを紡いで紬糸を作り、この糸から織り上げて作業着家庭着を織ったのが紬の謂われで、
紬が格の低いものと位置づけられていた名残りです。

無地感+柄
「柄on柄」着物ならではの感覚、着物の醍醐味とされますが、
永く着ることを考える時には着物・帯のどちらかに
無地感覚や、シンプルな格子、抽象柄を取り入れれば幅広い年代でお召しいただけます。

挿し色
以前に誂えた着物と帯のコーディネートが古く感じられる時。
どちらかを変えてみれば良いのですが、そうもいかない時には「挿し色」を変えてみましょう。
半衿、帯締、帯揚、草履、バッグ、八掛などを変えてみます。
しかし、ビビットな色、強過ぎる色、逆に濁った色や地味すぎる色を使いすぎると垢抜けない印象になりがちです。