趣味のきもの 竹うち:加賀友禅・牛首紬・印傳


留袖

加賀友禅 黒留袖


加賀友禅では留袖が一番加賀友禅らしい商品です。
特に後身頃などが良くない留袖を見たことことがないほど洗練、完成された図柄になっています。
また比翼仕立ての留袖の着姿には、ほかの着物にはない重厚さと風格を感じます。
お正月には玄関に、黒留袖の名品を一枚の名画を飾るように大衣桁にかけ、室礼(しつらい)を演出なさるお家もあるようです。
✽画像は加賀友禅の重鎮柿本市郎氏の作品です。

加賀友禅 色留袖


最近ではお若い親族の方の色留袖も増えてきています。
五ツ紋比翼付きの色留袖は黒留袖と同格とは言いますが、新郎新婦の母親、仲人、新郎新婦に近い親族は、
花嫁を引き立てる、お招きした列席者に礼の心を表すという意味から黒留袖をお召しになる方のほうが多いです。

当店では色留袖は染め抜き日向三ツ紋を入れて訪問着仕立てでお召しになるお客様が多いです。
白地の伊達衿を用いれば、より礼装感を高められます。
小物なども黒留袖に準じるのが良いと思います。

礼装用絵羽襦絆

加賀友禅作家により、筆や刷毛で直接生地に描かれた、慶事用の礼装絵羽襦絆です。
黒留袖や同格の五ツ紋比翼付きの色留袖には地色が白のものを用いますが、訪問着などには、薄い地色のついたものもございます。