加賀友禅・牛首紬・印傳
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【翌営業予定案内】 2024/3/30 (土) は 通常営業の予定です

着物活用の時代

儀式の形骸化、ライフスタイルの多様化、自然環境・価値観の変化などで和装の考え方も大きく違ってきています。
第一礼装(振袖・留袖・喪服)を中心に販売量が落ち、レンタルで済ませる方も増えています。
一方で本当にお気に入りの物を所有して活用を積極的に研究なさる方も増えているように思われます。

旧来呉服の売り上げには「嫁入り道具のご準備」という割合も多かったったのですが、
最近は和装、着物に興味をお持ちのお客様の動きがオープンで活発になりつつあります。
それにはネットの活用が大きく貢献しているようで、着物の基本的な知識からマニアックな記事までその気になれば膨大な情報が誰にでも得られるようになりました。
しかしネットは「玉石混淆」ですので良いサイトに巡り会えるように注意も大切です!

小紋

小紋は本来全体に文様が繰り返されている型染めの着物ですが、
紬より柄の付け方が多様で、「使える場面」が異なる着物でもあります。

小紋の発展

①通常の小紋
通常の小紋は、全体に文様が繰り返されている型染めの着尺です。
身頃や袖、衿等仕立ての部分により柄の模様が逆さになったりする。

当店お薦め 手描き飛び柄小紋

加賀友禅 飛び柄小紋

➂飛び柄小紋
は「一方付け小紋(付下げ小紋)」から柄数を間引いた、「柄の嵩」がなく「無地の部分が多く、無地に近い小紋」として茶道を嗜む方から重宝がられていて「茶席小紋」などとも呼ばれています。

②一方付け小紋(付下げ小紋)
「一方付け小紋(付下げ小紋)」は、「小紋の技術が発展し、仕立てた時に柄が全て上向きになるようにした着尺」で、付下げの原型とも言える着尺です


加賀友禅 一方付け飛び柄小紋


現在当店でアイデアを出して、礼装目的の付下げより自由度が高く、「仕立てた時に柄が全て上向きになるようにした華やかな着尺」という付下げの原点に近い、一方付けの飛び柄小紋を作っていただいています。

八千代の着物

京友禅手挿し飛び柄小紋(袷)
次代を支える着物

この小紋を仕立てた頃の「加賀友禅小紋」は、柄がもう一回り大きいのが主流だったのと、
色使いがスッキリしたものが少なかったので、京友禅にしました。
その後当店がめざす「加賀友禅一方付け飛び柄小紋」作成のヒントにもなった商品です。

④現在の付下げの誕生
一方付け小紋から柄を間引き、無地場の多い付下げが作られました。(一般的な付下げの誕生)