衣裳敷き
畳も床も絨毯も、きれいに見えても汚れているものです。
大切な着物・帯は直接畳や床の上に直接置かず、衣裳敷きを敷いてその上で作業をしたり着付けをするようにしています。
長めの着物用ハンガー
長めの着物用ハンガーです。帯も掛けられます。
3段スライド式で全部伸ばすと141cmありますので、袖の部分もしっかり広げてかけられます。
全体に丸みがありますので、着物を「引っ掛ける」心配がありません。
長さは約58cmから最大約141cm、耐加重は6kgです。
二尺差しと巻き尺
着物関係の寸法を計るには鯨尺の通常の竹製二尺差しを使っています。
また携帯用には巻き尺が便利なので使っています。
自分の大雑把な寸法だけでも覚えておいたほうが良いと思います。
絹の下着
絹の下着は蒸れが少なく自然に衣服内環境を整えてくれます。
多少の寒暖差にも耐えますし、薄く軽い着心地で着ていてラクなので大抵この下着を着ていました。
また薄い割に丈夫なので、着用後はネットに入れて洗濯機で洗って(複数枚を着回していますが、最も古いものは五年経過中)着心地・お手入れなど、総じてとにかくラクです。
一年を通して一番よく着ていた「正絹ユニペッチ」でしたが、現在は販売されていません。
今は取り置きしてあった分を使っています。
良い商品だったから、いずれどこかのメーカーが作ってくれると思います。
その時にはユニペッチと同じスリップ式の掛け合わせのないスタイルで、
もう少し地厚だと良いなと思います。それにできれば国産で。
本麻の下着
暑さに弱い八千代は夏には着物・長襦袢・帯・着付け小物も軽く通気性の良いモノを選んでいます。
敏感肌らしいので麻製品は敬遠していたのですが、母が洗いざらした麻襦袢で肌襦袢とステテコを作ってくれたのを機に麻も洗い晒せば心配ないと分かったので「本麻ジョーゼット」を愛用し始め、近頃は「本麻ジョーゼットの肌襦袢」と「本麻ジョーゼットのステテコ」を「パンツ型裾よけ」として愛用しています。
お茶を習っているので正座で太股や膝裏の汗が気になりステテコは手離せません。
防カビ・防虫着物保存用品
着物保存剤「そうび」
着物や帯を長期間収納しておく場合は、防カビ、防虫が肝心です。
絹製品の場合は虫喰いの被害よりカビの被害のほうが多いので防カビ、調湿効果が重要です。
(絹製品に虫が付かないという意味ではありません。)
ウールは虫喰い被害が顕著ですので、絹製品と一緒にしまわないようにしています。
着物キーパー
祖母に譲られた当分締める機会のない帯や、喪服など着る機会の少ない礼装物は着物・帯・長襦袢や小物まで一式を「きものキーパー」に入れて保管しています。
「パールトーンのアフターケア」や「汗抜き丸洗い」から返ってきた綺麗な状態で入れておきます。
三層構造の特殊なフィルム製で、ガスバリア製・防菌・防湿・防虫・防臭機能が五年間続きます。
他メーカーの厚手の半衿には、生地がしっかりし過ぎていて縫いにくい(針が通り難い)ものがありますが、こちらは厚みがあり、且つ縫いやすい半衿です。
ウォッシャブルな正絹で、『いかにも合繊ぽく、白光りするのはイヤ!』という要望に応えた商品です。
細かいことですが、暑いときには正絹半衿のほうが合繊半衿より衿元に熱が籠もらないような気がしています。
私はお茶に限らず大抵は白足袋を履いています。
エスパのびる足袋
お茶で正座をするのであまり窮屈なものは足首や爪先が痛くなるのですが「きれいな足袋姿でいようと思えばピタリと合ったサイズのものを履きたい」。
そこで『のびる足袋』と考えたのですが、あまりにも合繊ぽいものは生地が綿ほどきれいではありません。
いろいろ試した結果、現在はガクヤの『エスパのびる足袋』の24cm細型と夏には裏地が麻の福助の『涼しい夏足袋』23.5cmを履いています。
福助「涼しい夏足袋」
普通は年中ガクヤのエスパのびる足袋の24cm細型を履いていますが、夏の礼装やお茶会には福助の涼しい夏足袋23.5cmも履いています。
「表は最高級の別織キャラコ。裏は本麻100%。底は吸収性にすぐれた綿パイルを当て布した、いたれりつくせりの涼品」が謳い文句の夏足袋です。
新米女将の足袋感想 『エスパ綿のびる足袋』 |
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雨傘・日傘
「弁当忘れても傘忘れるな」と言われる石川県民としては、愛用品と言うより必需品が傘です。
私の使っている雨傘(右)は生地はポリエステルを使ったものですが、24本骨の和傘のようなシルエットで、洋傘のようには丸みを帯びていません。
左の丸みのあるのより大ぶりでちょっと重いですが、差すと左のとは全然違って着物姿には似合う傘だと思っています。
割烹着・エプロン
日常に着物を着ていると、時には着替える暇もなく家事、炊事などの水仕事をしなければならないこともあります。
そんな時には綿ポリの普通の割烹着をよく着ています。
また他家へお邪魔する時、お手伝いが必要と思われる時にも持参します。