加賀友禅・牛首紬・印傳
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明日 11/18 (月)は ご予約の方のみのご案内です。

草履・バッグ


草履

本天鼻緒


草履を履いていて足が痛くなる原因に、鼻緒の裏の甲に当たる部分と前坪があります。
革の鼻緒に比べ本天鼻緒は当たりが柔らかく痛くなりにくいので専ら本天の鼻緒を愛用しています。
✽本天:天は「天鵞絨」(てんがじゅう)。ビロードのこと。
紅い本天前坪
私はよく赤い本天前坪の草履を履きますが、別色の前坪は足下が引き締まる感じがして好きです.。

メーカーの職人さんに伺ったお手入れ
・お履きになった後は、陰干しをして裏底を十分に乾かして下さい。
・軽くほこりや汚れを落とした後、少量のクリームを塗って、乾いた柔らかい布で磨いて下さい。
・革草履は水気を大変嫌います。 水に濡らさないようにして下さい。
(水濡れは接着面の剥がれの原因となります。)
・長期間、お履きにならなかった草履は、たまに風通しの良いところで陰干しして下さい。
 カビが生えると、一度きれいに拭き取っても跡が残る場合があります。
・箱に入れてしまわれる時は、お手入れした後、陰干しをしてから湿気の少ないところにおしまいください。
(ナフタリン等の防虫剤といっしょに保管しないで下さい。)

本革草履 一枚芯


小紋や御召、紬を着ている店の仕事用や普段履きには踵高約4cmの一枚芯の草履を履いています。
私は足のサイズが23.5cmで、MサイズかLサイズの小判形を履いていますが、思い込みかも知れませんがLサイズのほうが踵のゴムが早く減るような気がしています。
歩き方に気を付けながらもう少し観察してみます。

本革草履 3枚芯


以前は訪問着には振袖用に使っていた草履を履いていましたが、現在は三枚芯の薄金地の小判形を履いています。
またマットな薄ピンクのものは小紋などのカジュアルにも履いています。
脱いである時には、細い舟形の草履台がきれいだなと思うのですが、履いている時は小判形がやはり履きやすくラクです。


真綿入 本革草履


近年話題の「足への負担を大幅に軽減する草履」です。難点は高価な点です。
『本革草履』の天スポンジの部分に純綿を12~13層(10cm以上)敷き詰め、圧縮し、天革で包み込んだふっくら足に優しい草履です。
クッション性が高く長時間歩いても、足が痛くなりにくい草履です。
草履台の内部には、質の高いコルクを使用することで、軽さと耐久性を両立させています。
綿を入れた天をきれいに縫い上げる技術は、熟練の腕前を要する全国でも数人しかいない匠の技です。
私はお呈茶の手伝いで長時間立ちっぱなしの日や、遊びで長時間歩く時によく履きます。
けっして安くはありませんが、その価値は充分あります。
「真綿入り草履」は縫い上げられる職人さんが減っていて、いつかは市場から消えるのでは?と心配しています。

夏の草履


絽綴の草履も履いていたことがありますが、夏物素材は汚れると手入れしにくいものが多く、「夏の着物には夏素材の草履を履かなければいけない」というようなきまりもないようなので、

現在はもっとフレキシブルに考えて、涼し気な色の普通の本革草履台と絽やパナマを使った本天鼻緒の組み合わせ等で履いています。

ゆかたのようなもっとカジュアルなものには桐草履ですませることが多くなりました。


桐草履


小紋や御召、紬などの外出着に、夏は素足で木綿や綿麻の着物にも

無垢の国産桐を削りだして作った、ゆかただけでなくおしゃれ着にも合う草履です。
桐だけにとても軽く、天のカーブが絶妙で履きやすく、この草履を下駄代わりに穿いていも疲れにくいです。
裏がタイラなのでとても歩きやすく、足の甲が痛くならない太い鼻緒も人気の秘密です。

時雨履


雨や雪の日には路面が濡れていると滑ることがあるので、 防水 滑り止め付きの合皮の時雨履を履いています。
こちらも鼻緒は本天鼻緒のものを選んでいます。
難点は、透明な「爪掛?」が履いているうちに細かな傷でくすんでくることと、重いところでしょうか。.

バッグ・袋物

バッグ


お茶での利休バッグや礼装用クラッチバッグ以外は和装、洋装兼用のものを使っています。

お稽古の行き帰りやちょっとしたお出かけで荷物が少ない時には牛革やオーストリッチの手提げを使っています。