加賀友禅・牛首紬・印傳
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撥水加工

パールトーン加工は撥水加工です。
一般的に「撥水」とは、水を表面ではじきます。はじくというのは、かかった水をコロコロとした玉状にすることです。
「撥水」の生地は隙間をうめたものではなく、生地に水が落ちた瞬間のはじきやすさなので、
多量の水にさらされたり、水がついた状態が長く続くと生地の隙間から水がしみてきます。

一方「防水」は生地に防水剤の加工をして、ある程度まで水がかかっても内部には水を通さないものです。
空気も通しませんので、通気性もありません。

パールトーンアフターケアシステム
日常のメンテナンスを簡単に済ませる一つの方法はパールトーン加工をしておく事です

表地だけでなく裏地・付属品にもパールトーン加工をしてあることが前提。
着物や帯のシーズン終わりのお手入れとしてご利用頂けます。
「汚れている箇所の部分洗い」+「胴回りの汗抜き」
「衿、袖口、裾の汚れ、胴回りの汗抜き」が主体のお手入れになります。

軽い着用ジワには リーズナブルな「簡易プレス」がおすすめ!

主にシワになりやすい箇所となる、胴回りや後身頃など(シワになっている箇所のみ)を重点に、専門の職人が1点1点プレス加工を行います。通常の着用ジワ程度であれば、ほぼ問題なくきれいに仕上げることが可能です。
簡易プレス 一律税抜1,500円

きついシワ、全体にシワがあるときは 「本格プレス」

シワの有無に関わらず、お着物全体にプレス加工を行います。
そのため着用ジワを取る作業だけではなく、生地が本来持っている「フワッ」とした風合いも復元することが可能です。「きついシワ、全体的なシワ、変わり結びを行った帯」など、特にきついシワが発生しているお着物の場合には、本格プレスをおすすめいたします。
本格プレスの代金についてはお問い合わせ下さい。

パールトーン加工には「雨の日の泥はね」や「飲食時の食べこぼし」等の着用汚れから着物を保護してくれる安心感、半永久的なパールトーン加工の効力、20年間のアフターケアによる原則無料の着用後のお手入れ、パールトーン社で「丸洗い・洗い張り・シミ抜き」等を行って「効力減退・無効化」が認められた場合でも再度パールトーン加工を行ってくれるなどトータルでの安心感があります。
着用頻度の高い場合、着用後のお手入れに掛かる費用もばかになりませんし、「アフターケア」に出した着物のチェックも徹底しており手間も省けて助かります。


パールトーン済みの着物や帯のカビ被害が増えています


パールトーン加工を過信しすぎないで下さい
パールトーン加工はあくまでも撥水加工です。
防水や樹脂加工で糸質を変える加工ではないので保管状態によっては縮んだりカビが発生します
普通の着物と同じくお手入れや保管が必要です。

パールトーン済み着物のお手入れ法


パールトーン加工済み着物を一般のクリーニング屋さん等へ丸洗い等のお手入れに出されますとパールトーン加工の効力が減退しますので、パールトーン社のアフターケアか丸洗いにお出し下さい。


有料お手入れ


パールトーン社では、加工済みの商品をプレスクリーニング(丸洗い)しみ抜き洗い張りなどのお手入れを有料で承っています。
これらのお手入れには「パールトーン加工の効力が減退」しないよう(株)パールトーンにご依頼下さい。


プレス

着用ジワは着物ハンガーに下げておくだけではきれいに取れないことがほとんどです。
とは言え、自分でアイロンを掛けるのも、なかなか難しいものです。
パールトーンでは「簡易プレス」と「本格プレス」をご用意しています。
簡易プレス
軽い着用ジワに胴回りや後身頃を重点に専門の職人が1点1点プレス加工を行います。
料金は一律税抜1,500円
本格プレス
きついシワ、全体にシワがある時は本格プレスをご依頼下さい。
本格プレスは、部分プレスではなくシワの有無に関わらず、全体にプレス加工を行います。
料金はお問い合わせ下さい。

保存効果


試験の結果、パールトーン加工のカビ抵抗性は3級であることが証明されましたが・・・
カビが発生しないわけではありません。
【ご注意】
パールトーン加工済みのきものでも、水分(湿度)、温度、養分、酸素の条件が揃えばカビは発生します。
特に高温多湿な場所での保管は避けてください。

✽白地の長襦袢なども、パールトーン加工がしてあると色戻り(黄変)が少し遅いような気がしています。